時伝 越前蒔絵
深みのある漆と艶やかな本銀粉が描き出す蒔絵の世界。
職人がつくる、世界でただひとつのバングルウォッチ。
ビッグフェイスの文字盤に、シンプルでありながら和のテイストを感じさせる蒔絵の世界が広がります。北欧デザインのような矢印モチーフの「ARROW」、縁起の良い和の意匠である松竹梅の「MATSU」、植物の葉をあしらった「LEAF」の3種類を展開。すべて蒔絵師が「腕時計になったときにどう見えるか」を吟味し、ひとつひとつ筆で描きあげました。世界でただひとつだけの、個性あふれる腕時計です。
深みをたたえた漆の光沢とモチーフ模様の本銀粉の輝きを堪能できるよう、三針とインデックスは斜め右上に配置しました。「銀蒔絵」で描いた文字盤にあわび貝を使った「螺鈿」や「切金」などの技法を用い、腕にかけて時計を覗くとき一番輝きを放つようにしました。蒔絵を手がけたのは、石川県の輪島で蒔絵の修業をし、30年近いキャリアを誇る山口明子さん。繊細な職人の技が、盤上で唯一無二の輝きを放ちます
バングル感覚で着脱できるベルト部分には、眼鏡職人の技術を凝縮。眼鏡フレームとして使われる植物由来の自然素材アセテートとベータチタンを使い、つけていることを忘れてしまうような、軽くてやさしいつけ心地を実現しました。
アセテートのカラー&模様は、生地からひとつひとつ切り出した世界でただひとつだけのもの。
また、工具なしで文字盤を取り外して着替えることができるので、その日の気分やファッションにあわせたコーディネイトを楽しむことも。男性にも女性にも似合う、ハイクオリティでストレスフリーな腕時計です。
バングルウォッチの着け方
バングルの交換方法
五十嵐:最初、幾何学的でモダンな模様を山口さんに7点ほど描いてもらい、そこから絞ったのがこの3つのモチーフ。そもそも女性の蒔絵師って少ないんだけど、山口さんはどんな繊細な絵も根気よくつけていかれるんだよね。筆で描かれた細い線は手作りの味が出ていて、印刷では出せない表情がある。これこそ手描きの良さじゃないかな。「こんな細かいものを、こんなにもきれいに描けるんだ」とか、蒔絵を通して見る人に感動や驚きを与えるものづくりのスピリットを感じてもらえたらうれしいね。